青井駅前歯科クリニックの治療方針
なるべく痛みのない治療、なるべく歯を削らない治療を心がけます。
歯の治療は痛いのが当たり前。そんな考え方はもう時代遅れです。治療の痛みを怖がって、歯医者に行くタイミングを遅らせてしまい、ますます病状が進んでしまう。そんなことの無いように、最新の麻酔器具と麻酔技術で、できるだけ痛みの少ない治療を行います。
さらに、精密な診断や新しいタイプの薬品を使った最新の虫歯治療法により、なるべく歯を削らない治療を取り入れ、患者様の負担の少ない保存治療を実践いたします。
また、歯の治療に伴う痛みからくる恐怖心をやわらげ、できるだけ早期に治療に来ていただけるように、表面麻酔、電動浸潤麻酔器、笑気麻酔、静脈内鎮静法などによる痛みの少ない治療を心がけています。
(※静脈内鎮静法について現在、静脈内鎮静法につきましては当クリニックでは行っておりません。全身麻酔の設備の整った関連病院へのご紹介をさせていただいております。)
科学的な根拠に基づいた医療、EBM(evidence-based medicine)を行います。
EBMとは聞きなれない言葉ですが、現代医療の基本的な考え方として、個々の医療現場で重視されるようになってきた考え方です。わかりやすく言えば、これまで権威者の推奨や厳密な証明がされないままに経験則として行われてきた医療から、その医療行為が治療効果や副作用なども含めて、医学的に有効かどうかを客観的な観察や統計学などによる科学的な視点で評価し、有効と証明 されている医療を実施するというものです。この考え方で治療を行うことで、個々の患者様にとって最良の結果をもたらすことができるようになります。
治療中心の医療から、予防中心の医療へ。病気を防ぐ医療を実践します。
虫歯治療でも、歯周病の治療でも、これからは治療後の口腔ケアや予防的な治療が大切です。
歯科クリニックに治療に来られる患者様の多くは再治療の方です。罹患と治療を繰り返していくことで、歯へのダメージはだんだん大きくなっていき、最後には歯を失ってしまうことも。どこかでこの悪循環にストップをかけなければいけません。それが再発を抑え込む予防医療です。
患者様のお口の中の状態は、ひとりひとりみんな違います。青井駅前歯科クリニックでは、患者様それぞれにその人に応じた予防診断を下し、歯科医師や歯科衛生士によるブラッシング指導クリーニング(PMTC)などを長期的な計画でご提案、実施していきます。
診療内容
歯の痛み、つめものが取れた、虫歯治療や歯周病治療、入れ歯作りなど、幼児から高齢者まで幅広い年齢層の患者様に、歯と口腔内全体の一般的な治療を行います。
当クリニックでは、できるだけ神経を抜かず、歯を抜かず、いつまでも自分の歯で食事できるように、保存治療に取り組んでいます。虫歯治療においても、削る量は最小限にし、抗菌剤で病巣を無菌化する新しい治療法を採用するなど、残せる歯は極力残す方針で治療にあたります。特に根管治療という根の中の治療は保存療法の要であり、究極の予防治療と言えます。
当クリニックでは、根の病気の再発を極力避けるよう、十分にしっかり経過を見ながら加療を進めていきます。時間的に制約がある方は、初診時にご相談ください。
また、歯の治療に伴う痛みからくる恐怖心をやわらげ、できるだけ早期に治療に来ていただけるように、表面麻酔、電動浸潤麻酔器、笑気麻酔、静脈内鎮静法などによる痛みの少ない治療を心がけています。
(※静脈内鎮静法について現在、静脈内鎮静法につきましては当クリニックでは行っておりません。全身麻酔の設備の整った関連病院へのご紹介をさせていただいております。)
近年、齲蝕は減ってきているとされますが、残存歯数が増加したため慢性炎症性疾患である歯周病は増加の一途をたどっています。最近の報告では、糖尿病や脳血管疾患、認知症などに代表される全身疾患と歯周病の関連性が明らかになってきております。コロナ禍の影響についても様々な経験をしてきております。
さらに、骨粗鬆症に罹患されている患者様やがん患者様で、骨吸収抑制薬を内服治療や点滴治療で使用されている方が近年、増加傾向にあります。これらの患者様で薬剤関連顎骨壊死の副作用を予防するために、感染源となる歯や口腔内の環境の改善が必要になります。お薬手帳や問診、マイナンバーカードにて内服状況をしっかり確認をとった上で診療をいたします。内服状況や加療状況の確認が取れない場合には、かかりつけ医に相談させていただいたり、早期に歯科治療を行えない場合があります。
小児歯科は、日々成長するお子様の歯に合わせた治療を行うことが必要です。当クリニックでは、お子様の虫歯治療はもちろん、成長・発育に合わせて様々に変化する歯の姿を予測しながら、最適な治療を施し、お口の健康を管理いたします。
また、さまざまな治療を行うたびに、歯列不正にならないように、顎骨の発育も確認しています。
さらに当クリニックでは、急性症状の緩和処置を除き、初日から虫歯を削るなどの治療は原則行いません。
お子様が歯医者を怖がらず、楽しく通院できるように、治療の前にまずお子様とのコミュニケーションを密に取り、練習などで十分に慣れてから治療に入っていきます。痛みの少ない治療と親密な心の通い合いで、お子様にも安心して治療が受けてもらえます。
虫歯予防に効果のあるフッ素塗布やシーラントも行っていますので、お気軽にご相談ください。
口腔外科では、中断して放置された歯の治療や短時間でストレスなく、安心安全な様々な抜歯を行っております。基礎疾患がある方などお気軽にご相談ください。
誰もが、抜歯に対して不安や緊張があるものですが、抜歯の大変さには個人差があります。先入観は捨て去り、自分の場合の抜歯がどの程度大変なのか十分に説明を受け、納得するまでご相談してください。当医院では、下あごの親知らず1本の抜歯にかかる時間はどんな場合でも、平均30~40分です。時間がかかればかかるほど、腫れや痛みが強く出やすいものです。短時間で、歯肉や骨にダメージが残らないように抜歯することを心がけております。場合によっては笑気麻酔や静脈内鎮静法も併用いたします。
(※静脈内鎮静法について現在、静脈内鎮静法につきましては当クリニックでは行っておりません。全身麻酔の設備の整った関連病院へのご紹介をさせていただいております。)
粘膜疾患や悪性腫瘍など、命に関わる病変の早期発見、早期診断のもと、専門病院への迅速な紹介を行うことができます。
治療後の健康維持は歯科の一般治療に限らず、がん治療の手術後のリハビリや嚥下訓練なども含みます。放射線治療による治療後のケアなど、大学病院を退院した後の定期的なケアのお手伝いも可能です。
また睡眠時無呼吸症および睡眠時無呼吸症候群の治療にも取り組んでおり、かかりつけ医から紹介状などで依頼を受けた場合において、マウスピースなどの装置の制作を行っております。なお、顎関節症においても、マウスピースを用いた加療を行っており、関連施設へのMRI撮影の依頼なども行っております。
虫歯部分を削って詰めて、また虫歯になって削って詰めてを繰り返すと、大切なご自身の歯を徐々に失うことになります。
今後は悪くなった部分を治療するのではなく、いかに健康な状態を長く維持できるかが重要です。
初診時または月一回、または適宜歯周組織検査を行い、口腔内検査、評価を行います。検査にて歯面の白濁などはエナメル質初期齲蝕と言われます。この状態は白濁そのものの表面性状が黄変したり、粗造になったり、拡大していないかなど、歯科医師が評価し、その病態に応じた治療法を行います。即座に削って詰めるのではなく、ブラッシングやフッ素塗布、薬剤を使った切削しない治療法などさまなケアを行っていきます。
当クリニックでは、患者様ごとに最適な予防プログラムを組み、クリーニング、フッ素塗布、シーラント治療に力を入れて個別に予防治療を施すことで、虫歯を防ぐお手伝いをしていきます。場合によっては検査キットを用いて、唾液の量や、唾液中の細菌数を調べることもできます。これにより、虫歯に対してのリスクがわかります。判定後、リスクがある場合は3DSによる予防を行います。虫歯菌だけでなく歯周病菌についてもコントロールしていきます。
予防歯科とは、未来につながる「究極の痛みの少ない治療」です。
失われた歯の代わりにチタン製の歯根を埋め込んで、咬合を回復する方法です。
インプラントがしっかりできれば、入れ歯のように取り外したり、痛くて噛めないということはなくなります。また、ブリッジのように健康な隣在歯を削る必要もありません。インプラントで何でもご自身の歯と同様に噛めるようになります。当クリニックではインプラント専門の担当医がおりますので、質問などありましたら遠慮なくお申し付け下さい。
ホワイトニングはブリーチングとも呼ばれますが、歯の表面に付着した色素のみを落とすのではなく、歯自体を安全な薬剤の力で白く漂白していくものです。例えばシャツを洗濯した場合、汚れは落ちますが、もっと白くするには漂白が必要なように、白い歯をご希望の場合には、ホワイトニングが必要です。
当クリニックでは新たに最新機器を導入し、効率よく、短時間で治療が行えるホワイトニングを行っております。軽量で照射野がずれないブリリカ用開口器に装着するタイプです。
また、事前のブラッシング指導も重視しており、クリーニングも歯科医師や歯科衛生士が行い(PMTC)、
ホワイトニングの効果を高め、歯を白くする効果はもちろん、虫歯や歯周病の予防にも大きな効果をもたらします。
歯並びが悪いと、歯磨きがきれいにできず虫歯や歯周病になりやすくなったり、言葉が明瞭でなくなったり、食物がうまく噛み砕けず消化が悪くなったり、顎の関節に負担がかかって肩こりや頭痛の原因になったりと、体の様々な部分に悪影響を与えます。矯正歯科とは、悪い歯並びをきれいな歯並びに直して、上下の歯がきちんと噛み合うように治療することです。
治療を始める年齢は、頭の大きさが成人に近づく頃が良いとされていますが、気になるようでしたら小学校に入るころから受診されることをお勧めします。また、大人の方でも治療は可能で、何歳で治療を始めても、遅すぎるということはありません。
最近では矯正装置の改良が進み、歯の外側に付けても目立ちにくい透明のタイプや、歯の裏側に装着して外からは見えないタイプ、ワイヤーを使わない透明なマウスピースのタイプなど、見た目も気にならない目立たない装置が用意されています。
当クリニックでは、治療方法、治療期間、治療費用などを患者様と十分に話し合って、納得のいく治療を行っております。
★全身疾患と歯周病の関連性とは?及びコロナ禍の影響について
長年、歯科医療は、歯を治療対象としてきましたが、近年8020運動などでう蝕患者は減少して半面、歯周病患者は増加の一途をたどっています。歯周疾患は、歯周組織の慢性炎症性疾患であり、炎症部位から細菌や炎症性物質が血流に乗り、全身に運ばれます。その結果、脳血管疾患、認知症、糖尿病、高血圧、誤嚥性肺炎、心臓疾患(細菌性心内膜炎、心筋梗塞)、非アルコール性脂肪性肝炎、妊娠トラブル、骨粗鬆症などの原因、誘因や影響を与えると近年報告されています。当クリニックでは、治療中心の医療から予防中心の医療へとアプローチしていくことにより、エナメル質初期う蝕の管理や、この高齢化社会における基礎疾患を合併した病気の予防において、歯科医療を通して実践してきました。特にこのコロナ禍において、再び多数歯う蝕の増加やエナメル質初期う蝕の増加傾向、歯周病の急性憎悪や糖尿病の悪化に起因する口腔内環境の悪化や、口腔内環境の悪化により全身状態の糖尿病の悪化も経験してきました。歯周病の長期管理には、上記の内科的知識も多数求められます。知識とともにいかに医科歯科連携が必要かが重要となってきております。
★薬剤関連顎骨壊死の副作用について
骨粗鬆症患者様は炎症が起きやすく、骨露出が起きやすいとされております。特にがん治療中の患者様では薬剤関連顎骨壊死が起きやすいとの報告があります。歯周病由来の炎症による骨露出だけでなく、不良義歯などによっても骨露出は起きます。骨吸収抑制薬は、特に骨粗鬆症、変形性骨炎、悪性腫瘍の骨転移、多発性骨髄腫、骨形成不全症の予防や治療に使用されております。内服加療か点滴加療か、投与期間が3年以内か以上か、糖尿病など基礎疾患によりリスクファクターが他にある場合などにより、薬剤関連顎骨壊死の副作用は個人差があります。近年、薬剤関連顎骨壊死を予防するために感染源となる歯の抜歯等は早期に発見し、早期に抜歯が望ましいとの報告がされています。当クリニックでは、基礎疾患の主治医と連携を密に、連携口腔外科の歯科医師と、患者様での十分な話し合いを行って、感染対策を行いながら患者様に最善の治療を進めております。
★オーラルフレイルについて
オーラルフレイルとは、口腔内のフレイルを意味します。フレイルは、健康な状態と介護が必要な状態の中間点にあります。フレイルという状況は体重減少や身体活動の低下、歩行速度の低下、疲労、筋力の低下などにより評価されます。口腔内に直接関連性があると思われる状態として、加齢や疾患により口腔機能の変化と運動障害を伴う咀嚼障害が挙げられます。健康な状態から、プレフレイル、フレイル、摂食機能障害と口腔内の状態は悪化していきますが、オーラルフレイルは歯科通院中に、全身状態や口腔内の観察や検査により早期発見できます。口腔機能低下症として歯科医院では長期的に管理を行えますし、早期に加療を行うこと口腔内環境の急激な悪化(カリエスの多発や歯周病の急性化など)や、寝たきり状態への回避のために高齢者の生活の質の機能的な向上を行っていく必要があります。
★痛みの少ない治療とは?
痛みの少ない治療法には、表面麻酔、電動浸潤麻酔器、笑気麻酔、静脈内鎮静法など、いろいろな方法があります。当クリニックでは患者様の年齢や状態、病状に合わせて最適な方法を選択し、治療に取り入れています。
(※静脈内鎮静法について現在、静脈内鎮静法につきましては当クリニックでは行っておりません。全身麻酔の設備の整った関連病院へのご紹介をさせていただいております。)
★笑気麻酔とは?
笑気麻酔とは、笑気ガスといわれる鎮静効果のあるガスを吸入するだけの簡単なリラックス法です。
恐怖心や不快感といった精神的ストレスから解放され、局部麻酔などの刺激に対してはあまり痛みを感じにくくなるので、痛みに弱い患者様にも効果的な方法です。
吸引後は数分でリラックスした状態になり、また、血中からの排泄も非常に速いので、治療後は数分でお帰りいただくことができます。
★静脈内鎮静法とは?
特殊な麻酔を静脈内に注入することで、術中の痛みや恐怖心を大きく軽減いたします。全身麻酔とは異なり、意識が完全に失われることはありませんので、治療中の会話も可能です。インプラント手術時だけではなく、歯科一般治療や歯科恐怖症にも利用します。現在、関連病院へ紹介を随時行っております。
(※静脈内鎮静法について現在、静脈内鎮静法につきましては当クリニックでは行っておりません。全身麻酔の設備の整った関連病院へのご紹介をさせていただいております。)
★睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは?
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に10 秒以上の呼吸停止や呼吸の低下を30 回以上、または1 時間あたり平均5 回以上繰り返す状態を指します。日中の強度の睡眠感や起床時の頭痛、熟眠感が得られないなどの自覚症状を伴います。
日中の眠気が原因で重大な交通事故や労災事故の発生することがあるため、社会問題ともなっています。また生活習慣病と密接に関係しており、放置すると高血圧、循環器系疾患、脳卒中などの合併症の発生が高まり、生命の危機を招くこともある大変危険な疾患です。
睡眠時無呼吸症候群 は特殊な疾患ではなく、日本では潜在的な患者が約200 万人、治療が必要な患者は約30 万人と言われています。
生活習慣に関する指導や適切な治療により、快適な睡眠を取り戻すことが可能です。
当クリニックでは、医師から依頼を受けた場合にかぎり、マウスピースなどの装置の制作を行います。
★マウスピース矯正とは?
マウスピース矯正とは、ブラケットやワイヤーを使わないマウスピース型の矯正装置です。この矯正装置は透明で治療中も目立たず、食事の際には取り外しができ、ブラッシングが容易になるなどなど大きなメリットがあります。理想的な歯並びになるように少しずつ歯を移動させるためのマウスピースを数枚ずつ作製し、そのマウスピースを装着することで歯を矯正していきます。歯の移動量はコンピューターでシミュレーションしながら作製するため正確かつ画期的な矯正装置と言えます。当クリニックではインビザラインやアソアライナーを採用しております。